いのちの食べかた
普段口にしている食べ物って、どこからどういうふうに来ているか考えたことありますか?
この映画はナレーションなどの説明はなく
どこかの国で牛や豚や鶏、魚、野菜、果物がオートメーションで扱われる様子を淡々と映している。
かわいいひよこが、機械のなかにぎゅうぎゅうに放られ流されていく。
息絶えた豚が足を吊られて並べられている。
返り血を浴びながらナイフで牛のからだを切り裂く作業員たち。
ひろーい施設にびっしり押し込まれ、投げ込まれる餌を食み、まるでモノのように扱われ・・・
おびただしい農薬や消毒薬が散布され・・・
目を覆いたくなる現実。
日本人肉食べすぎ!!と思った。
飽食でメタボと騒いでる人々がいるかと思えば、飢餓でなくなる人々がいる。
日本が自給率が低いことは知られているけれど
それがどんなに環境に負荷をかけているかを考えることはあまりしない。
そして毎日どれだけの食料がゴミになっているんだろう。
わたしたちは、たくさんのいのちをいただいて生きていることを気付かせてくれる映画だった。
11日までDENKIKANで上映中。
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